家族内で肌や髪の色が違う家族
フンザの友達スルタン家の子供たち。
スルタンさんの子供の他に、彼の妹の子供もいる。
フンザの人々の顔はぱっと見インド人みたいなんだけど、インド人よりやや丸く、肌の色はやや薄い。
肌の色が特別白い子、髪が茶色の子がいるのはフンザの北方がロシアと地続きなので、国境線が今ほど意味をなさなかった時代の混血なのだろうか。
家族内で肌や髪の色が違うのは日本から見たら変な感じがするが、その変な感じから“日本人はバリエーションが少ない”ことがわかる。せいぜい濃い顔、薄い顔ぐらいしかない。
紹介された友達の弟の肌の色が真っ黒だったらびっくりする。
家族内で肌や髪の色が違う国は他にも行ったことがある。
ブラジルはもっと極端だった。
白人、黒人、東洋人が混ざりあい、隔世遺伝もあるので両親と肌と髪の色が違うことはよくあるという。
僕がサンパウロですれ違ったスーツ姿のお姉さんは、茶色ではなく真っ黒の黒人で目だけブルーという、まるで女豹のようだった。