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雲南COLORFREE

「雲の南には、すべての原型がある」 北村道子

YUNNAN COLORFREE

  • レーベル: commmons
  • 収録時間: 44 分
  • ASIN: B000VT9BJQ

 

対談:田口ランディ×キム・スンヨン

『雲南colorfree』に見る女性社会の実態について。

 

○雲南COLORFREE

今も進化し続けるアバンギャルドな民族衣装。映像×音楽のコラボドキュメンタリー!「TibetTibet」のキム・スンヨン監督第2弾。 YOSHIMIO(BOREDOMS,V∞REDOMS, OOIOO 他)による全曲書き下ろしオリジナルサウンドトラック。 Kim Gordon(Sonic Youth)がゲスト参加。 全く新しいファッションミュージックドキュメンタリーロードムービーがここに誕生!

 
●作品概要 

前作『チベットチベット』で得た「民族性」というキーワードを追って、今度は中国雲南省の少数民族の民族衣装を撮影するために、未だ外国人が訪れることの少ない雲南省の奥地へ行きました。『雲南COLORFREE』では桃源郷と呼ばれる山岳地帯に暮らす少数民族たちに焦点を当て、手作りで今も進化し続けるアバンギャルドな民族衣装の世界を紹介します。

日本を含め、どこの国でもタンスの中には素晴らしい民族衣装があります。 しかし雲南省の民族衣装は今でも流行の変遷が生きているのです。 誰かがやり始めたキラリと光る新しいセンスは回りがまねして流行となり、洗練に洗練を重ねやがて民族の主流にまで上り詰めます。そうやって各民族のテイストがはっきりと分かれます。雲南省の最新モードをチェックすると服を「作るセンス」とその広がりに感動します。

撮影は2001年と2004年と2回行いました。その理由は3年で流行の変遷がどれくらい見られるか確認するためでした。合計すると9つの民族のディープな衣装ワールドを50時間分撮影してきました。

生きた民族衣装の魅力を伝えるためには博物館のような観察する視点からでは遠のくばかりです。生きた衣装を表現するにはファッションショーのような演出が必要だと思い、編集は普段からファッションセンスの高いクリエイター、INKにお願いしました。INKは編集者ではないので編集の常識を無視し、ファッションの輝きのみを追求する目で素材を熟見し、歯切れのいい感覚的なカットで繋ぎ、ナレーションや字幕など言葉による説明を使わず、43分という濃密な時間にまとめ上げました。

音楽は自らもファッションブランドを持つBOREDOMS/OOIOOのYOSHIMIOにお願いしました。
YOSHIMIOは民族衣装の映像を見ながら感じたままを演奏し、インドのシタールやインドネシアのガムランなど世界の民族楽器からシンセサイザーまで 多種多様な楽器を駆使しニューウェーブでトライバルな音楽に仕上げました。Sonic YouthのKim Gordon、SAICOBABAのYOSHIDADAIKITI、V0REDOMSのyo2roも参加してくれてサウンド的にも豪華になりました。

こうして、新しく斬新でアヴァンギャルドな民族衣装の映像と、YOSHIMIOによる雲南女性の心のシャウトのような音楽が融合し、全く新しいファッションミュージックドキュメンタリーロードムービーが完成したのです。
特にファッション関係の人には教科的マストアイテムの映画となるでしょう。

 

●対談:田口ランディ×キム・スンヨン

     →こちら

 

主な上映会歴

東京/広尾 JICA地球ひろば、渋谷UPLINK、六本木SuperDeluxe、アップルストア銀座店、大阪/梅田Shangri-La、中之島 graf、国立民族学博物「みんぱく」、京都/丸太町METRO、他多数。

 

作品基本情報

監督・撮影:キム・スンヨン(金昇龍)/製作:RAGOS / 2008 年作品 /中国雲南省/ Video /カラー/ 43 分/ 16:9 /言語:特になし/プロデューサー:キム・スンヨン/編集:釜中久美子(INK)/音楽:Yoshimio

 
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